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カンヴァスに油彩
人間が言葉を喋る構造と、絵を描く構造は同じである。言語が発生する瞬間の文章の連なりが即完成した言語の構造を持つと同じに、言葉も喋りながら文法が組み立てられて文章になる。絵が完成するまで無意識に起承転結をもって描き進められ作品が出来上がる。その一致点を平面制作の根拠にした。
視界の大半が天空であるというパノラマチックな生活圏ゆえに、無限の拡がりのある空間を表現するのにタブローで何が描けるかがテーマそのものであった。
テーマは「タブローの風景」Landscape of Tableau である。既成の風景画のタブローでなく、タブローを使うとどのように世界が生まれるか?という問いかけがこのテーマの生まれるきっかけになった。